[14日目]比較にならないけど他のスポーツでも外国人が日本で監督をやるのはすごいと実感する

バドネパール代表コーチ

僕はネパールにアジャスト(適合)できない

外国でバドミントンをコーチングするに当たって最初は「その国の国民性に合わせたやり方を」とか「選手の文化や生活を尊重して」などと言っていたが、

僕にはできない。

とここに来て割り切ることにしました。

それよりもそちら側が僕のやり方にアジャストしてもらう、そう決めたのです。

僕が正しいという正解はないにしても僕が違うと感じることは真っ向から変えていく、そうしています。

練習中に座る選手、勝手に休む選手

「今は休憩時間じゃない!(毎日)」

「代表選手なら練習中に座るな!(毎日)」

エブリデイと書いて毎日。

正直こんな指導よりも、もっと他のことを指導したいんですがね。涙

中々これらが治らなくて困っておりまする。

 

無理やり捻じ曲げることにした

最初は僕も思っていましたよ。

ネパールにはネパールの文化や人格があるからそれに合わせたやり方でコーチングをしなければと。

しかし、それでは自分のモチベーションが全くもってついて行かないことに気が付いたのです。

ならば勝手だけど僕のやり方にアジャストしてもらう他ないなと。

彼らに合わせてやっていけるほど時間もないのです。

荒治療とわかってはいますが無理やり尻を叩いてでも従ってもらうことにしているのです。

 

歴代のサッカー日本代表の監督はすごいと思う

外国でスポーツ指導を実際に行なってサッカー日本代意表の監督やコーチ陣のすごさを実感しますね。

もちろんレベルやプレッシャーはそれとは比較にならないでしょうが、やはり全く違う文化でそこの国の選手を指導するというのは外から見ているよりもはるかに簡単なことではありません。

もちろん手を抜いたり、これくらいでいいかとハードルを下げれば簡単なことにはなるのですが、やはりやる以上そこでは満足ができないのです。

嫌われる勇気

実際にトレーニングが終わればたわいもない話で盛り上がりますし、僕自身も意識してコミュニケーションを取ることを行なっています。

しかしトレーニング中には嫌われることを恐れては指導ができません。

正直言えばネパール人は大好きですし友人もたくさんいるので言いたくはないですが「君たちのすぐに休む文化をここでは外してくれ」と文化を否定することもあるのです。

サッカーの外国人監督が「日本人の真面目な性格を捨ててずる賢くサッカーをやらなければ世界で戦えない!」と言うのと同じことですね、文化を否定するという意味では。

 

ネパールコーチ陣に文化を否定する

「見てください。僕は休憩と言いましたか?」

「見てください。このトレーニングはウォーミングアップですか?」

このように、一つ一つ彼らの文化を否定するかのようなことをコーチ陣に言っているのです。

本当のことを言うと僕自身も心苦しいのですが、彼らにレベルを上げてもらうには言わなければ何も変わらないのです。

僕より年上で僕よりバドミントンに関する指導は長いかもしれません。

普段はバドミントン協会の仕事もしたりして、自由気ままに生活している僕とは大違いでしょう。

 

フィジカルトレーニングで死んでもらう

ほとんどと言っていいほどフィジカルトレーニングを行なっていない彼らに僕らがいる間はフィジカルトレーニングで死んでもらうことにしました。

次の日に筋肉痛で歩くのがしんどいレベルを週に4日ほど入れて、全体的なフィジカルアップを目指します。

メニューに関してはフィジカルトレーナーの山下君にお願いしました。

「これだけやれば1ヶ月後には選手のフィジカルも変わるよね」

と、言ってくるネパールのコーチ陣を横目に、

“この程度のフィジカルトレーニングでそんなに変わらないよ。。”

なんて思ってしまいますが。

 

目的はコーチ陣に学んでもらうことなのに・・

選手のフィジカルアップもそうなんですが、もう一つの目的はコーチ陣がこれらのトレーニングを学んでもらうことも目的の一つなのです。

しかしコーチ陣はミルクティーを飲みながらクッキーを食べている状況。

「アキ!(僕の名前)一緒にミルクティー飲もうよ」

「ばかたれ!選手をトレーニングさせているのに横目でティーが飲めるか!それよりもなぜメモをしない!なぜ動画をとっておかない!」

 

ネパールに来ると自分がいかに真面目な人間か錯覚しちゃいますね。

僕のレイジー(怠け者)っぷりなんてこちらでは足元にも及びません。

 

2週間のトレーニングを終えてみて

ブログで語る口と実際のトレーニングとでは色々誤差や温度差はありますが、選手の中に一人だけ日本人の厳しさに理解を示してくれる選手がいるのが幸いです。

彼には今後僕らがいなくなった後もそれらを引き継ぐよう、毎日のように日本式のコーチングを学んでもらっています。

彼もまた「このままではいけない」と理解している選手の一人でもあるのです。

今はまだ大半がのれんに腕押しのような状態ではありますが、一人でもそういう選手がいるとこちらとしてもなんとかモチベーションを保てますね。

なんとかここにいる間に意識改革だけでもできるようにネパールバドミントンのレベルアップのために手を貸したいと思っています。

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