隠れボニート!テキスキアパン
ガイドブックなどに掲載されるような町ではありませんがメキシコで約半年、旅と生活を続けて個人的に大当たりだった町テキスキアパン。
オパールを買い付けに行く人ならケレタロ州でトリニダ村に行くのに寄る程度の町かもしれませんが、僕としては一泊もしくはそれ以上の滞在をお勧めします。
まずはオパールを買い付けに行く前にテキスキアパンの綺麗な街並みを堪能しても面白いと思います。
セントロ付近には天然石を中心としたお店も3〜4件あるのですが、観光客向け用の店構えと価格になっています。
人口は約5万人の小さな町ですがメキシコ国内や北部の外資系の外国人などが時より旅行する町なのかもしれません。
中心部には多数のお土産屋があり、オーガニックを中心としたお店などもあるので安心した買い物もできます。
日中に一時間も歩けば町の中心を網羅しますが、夜は夜での散歩を楽しんでみてください。
テキスキアパンは昼と夜の町の顔が変わる美しい町です。
テキスキアパンでお勧めのオパール店
オパールの質もトリニダ村で扱っているようなものが多く、店内で自社研磨も行っているため安価な価格で販売しているのがこちらのお店。
セントロの教会の裏あたりにあるお店です。
「鉱山から直接持ってきて自社研磨ができるからこの価格で提供できる」と言っていました。
数個購入する程度ならこちらのお店で十分でしょう。
テキスキアパンからトリニダ村の行き方
タクシーで行く場合は90ペソ(2019年3月)
バスで行く場合はバスターミナルの14番乗り場から1時間に一本で17ペソ。
所要時間は20分ぐらいでしょうか。必ず運転手に確認してください。
村のセントロで降ろしてもらうといいでしょう。
バスは運転手がコーラを飲みながら、途中で止まっては友達と談笑したりとめちゃくちゃな運行ですがイライラせずに楽しんでください。
あまりのめちゃくちゃ具合に僕は一人で爆笑してました。
トリニダ村でのオパール探し
メキシコ国内でもう一つオパールの産地として有名なマグダレナとは少し違い、オパールを売っている業者などの店舗を見つけるのは少しだけ分かりにくい印象。
ここまで大きく看板を出しているのはセントロ近くの一件のみで、他は分かりにくい看板が気持ちかかっている程度でしょうか。
一番大きくやっているのがこちらで鉱山のツアーもやっています。一人120ペソ。
最初にこちらでオパールを見て多少買い付けをした後に「他のオパールを見たいから友達を教えてくれ」と言いましたが、
「他は偽物が多い。自分で研磨をしているのはこの町は少ないから他の奴らは高い」とのこと。
僕が聞いていた話と違うので町の人に「オパールの商人を紹介してくれ」と頼むと色々なオパール商人を紹介してくれます。
紹介人は紹介人で買い付けが終わると紹介料をオパール商人から受け取るのでこちらからチップはいりません。
三人が三人win-win-winとでも言うとこですかね。
因みに紹介してくれた人はオパールの採掘者だったので多くのオパール商人を紹介してくれました。
町にどれくらいあるのか?
町で色々話を聞くと大体の人が「ツアーをやっているあそこのオパール屋は高い」と言います。
しかし個人的にはその印象は全く持ちませんでした。
おそらくですが、ここが一番手広く儲かっているオパール屋なので、多少他の商人のひがみがあるような気がします。
もしくは上記のように他の店をあまり勧めないから周囲からよく思われていないのか。
地元の人の話だと、オパールを売っている商人は村で約20人。研磨をしているのは5人程度のとのことです。
シモホベルのアンバー同様、村の一般人が家に多くのオパールを所持していますので好みのオパールなどを探し当てる宝探し感も楽しいと思います。
メキシコのアンバー事情に関しての記事↓
メキシコの田舎を楽しもう!
トリニダ村は人口5千人の小さな村。
メキシコの田舎の空気を楽しむにはもってこいの場所かもしれません。
都会に洗練されていない小さな村ならではの風景を楽しむのにもとても良い村です。
そんな隠れた楽しみを持って行ってもいいでしょう。
きついけどお勧めの鉱山ツアー
マグダレナでも鉱山ツアーがありましたが、料金は確か500ペソ。
しかしトリニダ村では120ペソなのでかなりの低価格です。
しかし鉱山までに行く道のりがかなり険しく、凸凹の石畳や砂利道を走るので身体への負担は大きいです。
これさえ我慢できればあとは大人の宝探し、オパール原石拾いが待っています。
さてどんな感じでしょうか?
天然のオパール探し
買い付けではなく、観光でツアーに参加する人は勘違いしないでください。
オパールの母岩なので、店で売っているようなきらびやかな光沢を放つオパールが見つかる訳ではありません。
あくまでも母岩なので、母岩をさらに割ってオパールを見つけそこからさらに研磨をしてという工程をへて多くの人が知る綺麗なオパールになる訳です。
ここで見つかるオパールで綺麗なものが見つかる確率は宝くじで当たるより低いかもしれません。
あくまでツアーとしての楽しみを経験するものです。
これらのような母岩はすでに研磨師の元へ行っているので、ツアーで拾うオパールの母岩はほとんどがオパールを含んでいないものが大半です。
マグダレナとトリニダの違い
僕自身、オパールの買い付けを現地で本格的に行ったのが今回初めてのこと。
こちらの事情に詳しい人に聞くとこれらの町でも「偽物は普通に出回っている」そうです。
しかし「確認さえすれば正直に答えてくれる」とのことですので、少しでも怪しく感じたり目利きに自信がない場合は商人に確認すると良いでしょう。
かなり精密な仕上がりになっているので一見では難しいかもしれません。
トリニダのオパール事情
特に日本で人気が高い天然石の一つがオパールでトリニダ村のオパールの8割が日本とも言われています。
単純にマグダレナとの比較はできませんがマグダレナのようにあまり店を構えていないのがトリニダの特徴でしょうか。
村にはATMがないので事前にお金を持っていくことをお勧めします。
マグダレナのオパール事情についてはこちらの記事から読んでください。
まとめ
おそらくオパール目的でここまで来ている人はどちらのマグダレナもトリニダも買い付けで訪れると思います。
どちらが良いか悪いか、好きか嫌いかはそれぞれの好みによると思いますし、どちらにも大きくはありませんがそれぞれの特徴もあるでしょう。
ただ、せっかくなのでトリニダ村に向かうならテキスキアパンで町を楽しんでみてくださいね。
旅が好きな僕としてはお勧めの町です!