[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”hassy.jpg” name=”hassy”]これからスマッシュを早くするコツについての記事を書いていく僕のバドミントンの実績は次の通りです[/speech_bubble]
- 全日本ジュニア選手権シングルス優勝
- 17歳で全日本選手権ダブルス出場
- 学生監督として2度のインカレ出場
- ネパール代表テクニカルコーチ
- メキシコでジュニア代表選手のコーチ
スマッシュ速度が早くならない原因は?
色々な選手を見ていてスマッシュが早くならない選手の特徴にヒットポイントが悪いという原因があります。
ある程度の年数を重ねて悪いヒットポイントの癖がついてしまっているならば、癖を無理に直してまでフォームを改善する必要はないでしょう。
しかし、まだ経験が浅かったり年齢が若いのであればしっかりとしたヒットポイントでシャトルを捉えれるようコーチングをしてあげましょう。
大切なことは高く前でです。
良い例
初心者向けに分かりやすくするために気持ち少し極端にヒットポイントを前にしていますが、
フォームのイメージとしては頭より少し前でシャトルを打つことが理想的なヒットポイントです。
もちろんですが、高い位置でシャトルを捉えることもお忘れなく。
悪い例
ヒットポイントが頭の真上で打っている人は少なくありません。
一度自分の動画を横から撮ってみるなどしてヒットポイントの確認をしてみてください。
頭の真上からでは角度も出しにくく、パワーも十分にシャトルに伝わりません。
こちらももう一つ悪い例。
ヒットポイントが常に体から離れすぎている人も時々見かけます。
いわゆる横打ちといった感じのフォームが染み付いている人ですね。
ここからのショットではスマッシュに角度もスピードもつきません。
そもそもの筋力不足?
スマッシュを早くしたいがために腕立て伏せなどの筋力トレーニングで筋力を上げて、スマッシュスピードの向上を目指している人もいますが、
どれだけ腕の筋力があってもポイントがずれていたら一向にスピードは上がりません。
もちろん筋力があるに越したことはありませんが、腕立て伏せで筋力をつけてスピードアップを目指すなら、連続でスマッシュを打ち込むトレーニングで
打ち込む筋力をつけましょう。
これを繰り返すことによってスマッシュ速度は向上します。
足腰の筋力は必要?
もちろんです。
もっと言えば体全体の腹筋背筋などのバランスの良い筋力をつけることによってスマッシュ速度の向上は可能です。
スマッシュは腕のパワーだけで速度がついている訳ではなく、体全体のパワーが乗ることによって速度は上がります。
イメージとしては野球のピッチャーが球を投げ放つ瞬間を個人的にはオススメしています。
どうすれば遅いスマッシュは早くなる?
高校生の頃には全日本総合に出場していたので、当時のスマッシュスピードは実業団選手の平均くらいはあったと思います。
僕の場合は体系的に手足が長く鞭のように“しなる”フォームがフィットしていました。
一概にスマッシュのスピードを早くするといってもその人その人の体系によって、フォームによって微妙な違いはあるかもしれませんが、
以下のポイントを参考にしてみてください。
打ち込み
本当に打ち込みました。
中学生の頃から日本で一番厳しいと言われていたほどの学校でやっていたため、年間の休みは4、5日程度。
また当時から実業団選手との練習に参加していた為、プロのスマッシュを体験してスピードのイメージを持ててたのも大きかったかもしれません。
ノックでも、パターンでもいいので、スマッシュ速度を上げたいのなら打ち込みましょう。
大事なことは正しいヒットポイントで捉える感覚を掴むことです。
握力をつける
スマッシュに必要な筋肉は打つ瞬間の一瞬のインパクトでグリップを握る筋力です。
家では常に握力とレーニンングの器具を使用するか、
入浴中もお湯の中で手を何度も握る動作で握力をつけていくことができます。
その際にはお湯の中で手を開き上下にお湯を搔くことをおすすめします。
バドミントンに大事なリストの強化も含めてトレーニングができます。
動画撮影
自分のフォームを様々な角度から撮影してヒットポイントの確認をしましょう。
目標とする選手や好きな選手の動画と見比べて、いい体勢からのスマッシュのヒットポイントを見比べてみてください。
こちらの記事にもいくつかの動画を交えたスマッシュのコツなど記載してありますので参考にしてみてください。
ジャンプスマッシュ
ジャンピングスマッシュとも言いますが、このスマッシュに多いタイプがジャンプの最高到達点で打てていないということです。
特に男子の選手ですと中学生の全国レベルになると当たり前のようにジャンプスマッシュを使います。
中学生、高校生の県大会出場レベルの選手で多いのが、タイミングの悪いジャンプスマッシュを打つ選手です。
このスマッシュはタイミングが悪いところで打っていると、単なる体力の消耗や時にはジャンプをしない方がスマッシュの角度もスピードも安定している人もいます。
ジャンプスマッシュは威力のあるスマッシュですが、タイミングが悪いとジャンプをしない方が角度もスピードも安定します。
練習は必須
ジャンプをしない方が安定しているからといって練習からジャンプスマッシュを使わないというのは間違いです。
特に男子選手は練習の時こそ、常にジャンプスマッシュで打ち切れるよう意識して練習してください。
そうすることによって試合で必要な筋力もつけることができますし、試合で効果的なジャンプスマッシュを打つためにも、
練習の時は出来るだけ多くのジャンプスマッシュを練習してください。
ラケット選びガットについて
中級者以上になってくるとラケットのフィット感がスマッシュの速さに影響してくるはずです。
ラケット選びの記事に関してはこちらにまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

僕自身はシャフトにしなりのあるラケットを好んでいました。
あなた自身も様々なタイプのラケットでスマッシュを打ち分けて確かめてみると良いでしょう。
またグリップの太さやラケットの重さを変えるだけでもスマッシュの速さは変わってきますよ。
ガットについて
ガットは自分の筋力に見合ったポンド数でないとスマッシュの速さの向上はありません。
初心者でスマッシュを早くしたいと思うのであれば、まずは自分に見合ったポンド数を見つけ当てるのが良いでしょう。
また上級レベルになる話ですが、ガットによっても攻撃向きのガットか守備向きのガットかがあるので意識してみるのも良いかもしれません。
大切なことは角度とコントロール
野球のピッチャーなら球を早く投げたくなるのは普通のこと。
ゴルフなら遠くへ飛ばしたくなるのは当たり前のこと。
バドミントンもスマッシュを早くしたいという心理はわかります。
しかし、勝つために本当に大事なことは速度ではなく角度とコントロールが大事だということを忘れてはいけません。
スマッシュを早くする人
この記事を作成している僕自身も高校生で全日本総合に出場していますので、それなりに色々なトレーニングや、様々な練習環境、色々なチームで練習してきましたが
スマッシュを早くするトレーニングをしている人を見たことがありません。
それよりも、コントロールだったり角度を意識して練習する人が勝ち上がります。
僕自身もこのレベルでやっていて思うのは、スピードがある選手よりも角度がある選手の方が圧倒的にレシーブは難しいです。
速度は、正直試合中に慣れで対応できるものです。
どうすればいいの?
コントロールに関してはサイドにシャトルの筒などを置いて、そこを狙う練習方法が一般的でしょうか。
ただし、このトレーニングは筒をあまりコートの後ろに置いては角度がつかないのであまり効果的な練習とは思えません。
筒を置くならコートの真ん中からもしくは少し手前に置いて目印とすると、角度も意識することになるのでそのような場所に置くことをお勧めします。
角度をつけるには高いヒットポイントを意識するか、ジャンピングスマッシュの練習をお勧めします。
またその際にコートのポールに棒状のようなものを巻きつけ、ネットの上にゴム紐のようなものを用いてポールに巻きつけてある棒状にくくり
ゴムとネットの間に20cmほどの隙間を開けて、そこを狙うようなトレーニングをすると角度を付けれるトレーニングになります。
まとめ
僕の経験からするとスマッシュを早くするコツや、その他のことに関しては上記の通りです。
要約して下にまとめますね。
- 筋トレよりも打ち込む練習
- 大切なのはヒットポイント
- 腕立てよりも握力を
- 動画で見比べる
- 角度とコントロールの方がもっと大事
スマッシュを早くしたいとネットで検索している方はバドミントン初心者の方が多いのかもしれません。
初心者の方はスマッシュを早くしたいが為に肩を壊しがちになる人が多いので、気をつけてください。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”hassy.jpg” name=”hassy”]因みにバドミントンで肩を壊すのは僕個人としては良い怪我だとは思いません。
フォームに問題があるある時に肩を壊す人が多いと思います。[/speech_bubble]
怪我をしない程度に打ち込みをたくさんしましょう。
打ち込む力でスピードをあげましょう!