海外4カ国での生活。国内では沖縄の宮古島や兵庫の淡路島での移住生活経験のある僕がおすすめする2020年以降に移住が増えるであろう地域を考えます。
人気が出る北海道?
コロナウイルスの影響もあり今後移住先として人気が出てくるのが北海道。
現にこのブログからも北海道へ移住を考えている人のアクセスが日々増えています。
コロナウイルス自体北海道でも陽性反応者が少ないわけではないのですが、今後収束が始まると共に北海道へ移住を行う人々が徐々に増えてくるのではないでしょうか。
それらの理由を考えてみましょう。
多い空き家問題
北海道の空き家問題は全国でも有数の頭を抱える問題。
全国的に問題ではありますが、同じ空き家問題と言ってもそこそこで事情が変わっていることをご存知でしょうか?
例えば沖縄の離島も人気の移住地が多く空き家も多いのですが、家を探している人と空き家をうまくマッチングできていない現状と、空き家を貸そうとしない大家が少なくありません。
理由としては、沖縄の離島では仏壇のことを神様と崇める地域(先祖崇拝)が多く、空き家に仏壇が残っている為に誰かに貸したり、売却をしようとしない住民が多くいます。
北海道の過疎地でも空き家の問題はありますが、沖縄の離島のようにそれらのような要因が邪魔をすることはありません。
また同じ空き家と言っても価格帯が都市部に比べると比較対象にならない値段である為、落ち着いて生活をするにはとても良い環境と言えるでしょう。
密集していない
当たり前のことですが都市部のように人が密集しておらず、多くの人がこれから人口密度が適度なところを探すようになってくることと思います。
札幌のような都市は別として、地方都市では人口が密集しておらず適度な人口加減が安心感をもたらした生活を提供してくれるでしょう。
今後リモートワークが可能な職業は、どんどん生活水準の低い都市へ移住して、自宅でテレワークを行う人々が増えることが予想されます。
そのような人々は人が密集していない場所を好むようになるのではないでしょうか。
どうなる沖縄?
沖縄への移住は今後少なくなるのではないでしょうか。
国内での観光地域としては北海道についで、人気が高い観光地ではありますがテレワークにはあまり向いていない土地柄と、コロナウイルスのような病原菌が出たときに医療体制が離島だと万全ではありません。
なぜテレワーク向きではないのか?それには南国特有の事情があります。
台風問題
今やどこにいても台風被害は出てくる時代になりましたが、それでも沖縄は毎年のように台風での被害があります。
台風とテレワークの影響が想像できない人も多いとは思いますが、台風が来た時に多くの島では停電が起こります。
短い時で数時間ですが、長くなると数日ということも珍しくはありません。
そうなるとせっかくテレワークで移住した人も仕事に大きな影響が出ることは確実。
よくビーチサイドのパラソルの下でビール片手にパソコンを、、、なんて絵を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、現実的には一年に数回停電があります。
仕事について
離島となると特に産業を支えているのは観光業とそれらにまつわる人々。
壊滅的に支障が出ているところも多く、復活の兆しを見せるのにややしばらく時間がかかるのではないでしょうか。
そうなると求人も減り移住を求める人にとっても良い環境ではなくなるかもしれません。
観光客に比例して仕事も少なくはなっています。
淡路島
適度に大都市に近く適度に田舎。そんな理由で人気な場所が淡路島。
特に関西圏からの人に人気が高く、もしかするとこれからも人口が増え続けるかもしれない島の一つです。
観光産業だけに頼っているわけでもなく、自給率の高い淡路島はこれから色々な面で移住を考える人が増える場所の一つかもしれません。
農業などに関しても地元の農家をはじめ、移住して農業を営んでいる人など有機栽培を手がけている人も多く、安心した食材が手に入れやすい環境でもあります。
さらに増える可能性
関西の都市部を中心に今後さらに移住してくる人が増えるのではないでしょうか。
淡路島の移住に関してサポートしてくれるNPO法人が、長年に渡って様々な移住者をサポートした経験を持っていますので、初めて移住をする人にとっては安心して移住できる島でもあります。
大きな台風は数年に一度くらいあるでしょうか。しかし今や北海道でも数年に一度は大きな台風が通ることもあるので、それは仕方ないですね。
様々な移住者がいる島ですが、ナチュラル思考があったり、いわゆる自分達らしく生活している移住者が多い印象です。
まとめ
コロナウイルス収束後、賛否両論は出るかもしれない中おそらく動き出すであろう移住する人々。
都会には都会の便利さゆえに、都会の不便さと不安を抱えての生活は今回で決心した人も少なくはないでしょう。
事実、緊急事態宣言が発令され4月半ばの段階で北海道の過疎地域の役場には問い合わせが来ているそうです。水面下で動いている人はすでに動いているといった感じでしょうか。
首都圏を中心とした都会からは多くの人が今後地方へと移住を行うようになることでしょう。
世の中と人の流れが大きく変わる節目の年となるのかもしれません。
合わせて読みたい記事