日本で生活をするネパール人が増えている理由とこれからのネパール

日本で生活をしているネパール人

2018年1月現在日本で生活をしているネパール人は約7万5千人と言われています。

その多くはカレー屋さんなどの飲食店が大半でしょう。どうして飲食店が多いのかというと大きな理由の一つにビザの取得しやすさが一番の理由です。

ここ最近のネパール人の増加により東京ではネパール人の子供に対しての学校も設立されてきました。

 

家族で日本に働きに出るケース

最近日本で増えてきているネパールカレー屋さんや、インドカレー屋(インドカレー屋さんの看板がある店の大半はネパール人がやっている)は家族で働いているケースや、親戚で店を経営しているところが多いです。

また場合によっては男性が飲食店を経営し他のアルバイトを雇い、女性が季節労働や簡単なアルバイトで働いているケースも多いです。あまり日本のネパールカレー屋さんで女性の従業員を見ることは少ないのではないでしょうか?

僕の知り合いではネパールで学校の先生をやっていたが日本へ来てカレー屋を始めた友人もいます。先生をやっているよりも日本でカレー屋をやっている方が収入は多いそうです。

 

1日1500人が国を出て働く

現地の人から聞く話によると1日約1500人の若者がネパールを出国し外国で働きに出ます。

できれば自国で働いて家族と一緒にいるのが理想であるのは当たり前のことかもしれませんが、収入を得るには自国での働きでは賄うことができず、多くの若者が外国で働くという手段を選択します。

ですので数字上で言えばネパールには若者が少ないことになりますが、実際に現地で生活をするとBarや飲食店では多くの若者で賑わっています。(首都のカトマンズによる)

 

ここ最近問題になっていること

ここ数年日本ではアルバイトでネパール人を雇う労働環境の悪さや、日本で働けるようにビザなどの手続きやコネクションを持つエージェントの詐欺などが問題となっています。

エージェントの問題に関してはネパール人同士での問題が多いのかもしれませんが、労働環境の悪さに関しては雇う側の日本人のモラル意識の低さもあるでしょう。

差別的な国ではないと言われている日本ですが、少し高い目線から見てみるとやはり他のアジア人に対する差別意識や、他のアジア人を下に見る傾向が伺えます。

白人や黒人に対してはそういった意識をあまり持っていませんが、アジア人に対してこういった行為を行うのは日本人の悪いことの一つでもあるように感じます。

 

他国でも同じケースが多い

知り合いにも何人かいますが、ドバイなどの中東に出稼ぎに出るネパール人も多く存在します。

ドバイなどの石油で潤っている中東の国はネパール人に限らず多くの後進国からの労働者が様々なワーカーとして働き外貨を稼いでいます。

しかしこのような国でも労働環境の悪さや待遇の悪さなどの問題が生じています。

外国人を雇うということはどこの国も雇う側のモラルが問われてくることでしょう。

 

今現在のネパール

国のGDPの約3割が外貨から

国内のGDPの約3割が外貨で賄われていると言われているのが今のネパール。これがいいことなのか悪いことなのかという判断は僕個人としてどちらか分かりませんが、これが現状です。

またネパール人は日本人に比べて英語を駆使できる人が多いので外国で働くことのハードルも日本人に比べて低いのかもしれません。

首都のカトマンズでもそうですが、避暑地としても有名なポカラでは一昔前に外国で外貨を多く稼いだネパール人が地元に帰りその大金で大きな家を立てたり、店を経営したりと幅広くビジネスを展開している人もいます。

僕の友人でもそうですが、そのような人たちは日本で生活をしていた為、日本語のレベルも高く日本人相手に商売もしています。

彼らが外貨を稼いで様々な事業を起こすわけですから土地の値段も上がり、ちょっとした田舎でも土地の値段は日本の地方と変わらないような土地価格も存在しています。

 

国別第6位

2019年現在日本に滞在する外国人の割合は中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ブラジルに次いで第6位。

すでにブラジルも超える勢いで日本に働きに来るネパール人が増えているのが現状です。

自身もネパールで生活をしている時に見ましたが、空港のネパール人専用出国ゲートでは連日長蛇の列を作って外国に働きに出ています。

彼らからすると外国に出稼ぎに行くのは一つの手段なのです。

 

これからのネパール

外国へ働きに出る若者はこれからも増え続けていくでしょう。今現在もすでにそうですが、外国へ出ていったネパール人が多くの先進国の文化や生活を学び自国へ持ち帰り反映させているケースが多いです。

特に物質的な反映は分かりやすいことの一つです。スマートフォンは当たり前のことですが(山岳地帯の田舎でもネパール人はスマホを持っている)高級車や薄型テレビ、タブレットなど当たり前のように首都では存在しています。

今現在、僕が生活をしている近隣では立派な洗車場も存在しています。

 

他の経緯を飛び越えてスマホを持つこと

インターネットの普及やスマートフォンの普及は先進国と違って、他に踏むべき段階を飛び越えて情報だけが多く入るという状況です。

先進国は様々な段階を経て発展していきましたが、ネットの普及によりそれらの過程を飛び越えていきなり誰でも情報だけは簡単に入るようになりました。

ですので、日本人以上にスマホの依存やSNSの依存性は高いように感じます。

これが良いことか悪いことかという判断はここでもしませんが、信号が全くない国で道路が未だにガタガタの国で最新の情報だけをスマホから得るネパールという国に多少のいびつ感を感じてしまうこともあります。

しかし、これがネパールであってこの先も変わらないのがネパールという魅惑的な国なのかもしれません。

 

 

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元バドミントン全日本ジュニアチャンピオン。高校在学時に全日本総合選手権に出場。高校で選手を引退した後、アジア、南米、北米、オセアニアを旅する。アジアでは旅をしながらバドミントンで遊ぶ。帰国後は沖縄の宮古島や淡路島で島暮らし。バドミントン元ネパール代表コーチ。元メキシコジュニア代表コーチ。一般社団法人JADP公認メンタル心理カウンセラー。勉強しない子供より、遊ばない大人を心配する37歳。