[動画あり]タカマツペア松友選手のバドミントンスタイルはダブルス向きなのか

バドミントン

オリンピックチャンピオンですから結果論で言えばもちろん大成功。

でも松友選手のバドミントンスタイルはダブルスに向いているのかどうなのか。

色々違和感を感じて見ていた人はいるのでしょうか?ちょっとこれを見て考えて見てくださいね。

ダブルス向きではない持ち方

さてオリンピックチャンピオンに指摘なんぞするつもりは全くないのですが、これを読む人の中でどれほどの人が気がついているでしょうか?

松友選手はラケットグリップの持つ位置が下の方なんですね。ラケットを長めに持つタイプなのです。

高橋選手と持っている位置を見比べてみると一目瞭然だと思います。

2セット目フクヒロ ペア21×13タカマツ ペアで福島/廣田ペア優勝!第72回 全日本総合バドミントン選手権 (26分) 2018/12/2

※この動画でわからない方は他の動画や画像を見てください。

ラケットを長く持つデメリット

ここでは一般的に言うと、ラケットを長く持つと言うことは前衛での早いラリーに対応しにくいです。

普段短めに持っている人はその違いがわからないかもしれませんが一度長めにラケットを持って振ってみるとわかるでしょう。

いかにラケットを長く持ってラケットを振ることが違和感であるか。

後衛の球ですとまだ対応はできるかもしれませんが前衛ですと相当なデメリットです。

ですので多くの指導者の方はラケットを長めに持つジュニアがいたらラケットコントロールが行いやすいように持ち方を直す指導者が多いかもしれません。

それだけ常識的に考えるとラケットを長く持つということは良しとされていないのがバドミントンの常識です。

レシーブを見ていても基本的ではない

松友選手の場合レシーブの受け方もどちらかというと一般的なレシーブのやり方ではありません。

特にわかりやすいのが右肩下にスマッシュが来た時にたいていの場合はバックハンドでレシーブすることを教えられますが、彼女の場合フォアでレシーブすることが多いです。

そもそもバックハンドでレシーブする癖がつかなかったのかフォアでレシーブした方が攻撃に切り替えやすいと判断しているのか分かりませんが常識的なレシーブではありません。

ただ見ているとフォアでレシーブを返して攻撃に切り替えていくのが多いので全く自分のものにしているレシーブのやり方なのでしょう。

それにフォアでレシーブをした時のコントロールは抜群に上手いですね。ラケットを柔らかく使っているのでフォアでのレシーブでも絶妙なコントロールができています。

スマッシュも角度がない

松友選手の批判記事では決してないですからね。笑

オリンピックを見ていた時もそうだったのですが彼女のどこが強いのか疑問に思って見ていたんですよ。

こちらの動画が分かりやす例かもしれません。

タカマツ決勝 好ラリー 全日本総合2016

松友選手のスマッシュって全然角度がないですよね?

元々後衛は高橋選手がカバーすることが多いかもしれないのでそんな松友選手が後ろでスマッシュを打つパターンにはあまりなりたくないかもしれませんね。

彼女たちに一つ勝つ方法とすると松友選手を後ろに回すパターンを繰り返すことでしょうか。

高橋選手にスマッシュは徹底的に打たせないような。

でも話題にならないだけで高橋選手の前衛は相当上手いですからね。

僕は松友選手より高橋選手の方が前衛は上手いと見ています。

左手でのバランスも取らない

松友選手は前衛に入った時に左手を全く下にぶら下げた状態で構えています。

これも一般的には動き出しが難しいというかバランスをとるのに苦労するスタイルのように感じます。

基本的にバドミントンの場合左手はアンテナや昆虫でいう触覚のようなものなので、左手が死んだように下に下がっていると何かと難しいような気がするのですが、彼女には当てはまらないのでしょう。

それを踏まえた上でもう一度上の動画を他の三人の選手と見比べて左手の状態を確認してみてください。

他の3人は前衛に入った時に左手をL字型にして構えているのが分かると思います。

あまりというか、こういうバドミントンスタイルの選手が世界チャンピオンになるのは本当に異質なことだと感じてしまいます。

常識はいらない

ここまで書いてみると批判的な意見かのように見えますが結果として常識ってなんなんだろうという話です。

常識的に考えればラケットは短く持ってバックハンドでレシーブすることが良しとされていますが彼女には当てはまりません。

この悪い癖とも思えるやり方が強制的にジュニア時代に直されていたとしたらオリンピックチャンピオンにはなっていなかったでしょう。

そもそも常識的なスタイルって必ずしもその人に合っているかどうかというのは別問題なんですね。

これはスポーツに限ったことだけではないことでしょう。

でもこれってジュニア時代に見極めるとしたら相当難しいですよね。

僕自身もジュニアを教えているときはラケットを長めに持つ子供には将来のことを考えて「もう少し短く持つように」と言ってきました。

しかしこれを見ると今後のアドバイスも少し考えていかなければなりません。

悪い癖を逆に生かすアドバイスにするなどと。

特筆すべき点は松友選手は前衛に入った時に動きが早いのではなくて読み方が上手いのです。

実は相手がレシーブを返すほんの少し前に若干体が動くんですね。

これって相手のレシーブ時のラケットの面を見て勝手に体が反応しているのではないかと思います。

多くの人は知らず知らずのうちに経験からとラケットの面を読んで体が勝手に反応しています。

これが他の人より秀でているポイントの一つでしょう。

そんなことを意識してこれからもバドミントンの動画を見てくださいね。

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