北海道で新たな二重生活。移住ブームを超えた二拠点の生活スタイルとは

移住ノウハウ

山に囲まれているが故にどこの町からアクセスしても必ず山間を通るため、あまり多くの人がアクセスをしない北海道の幌加内町。

4ヶ国での移住生活から、国内では宮古島、淡路島についで3ヶ所目の一番の田舎町です。

二重生活

僕の地元旭川から車で45分。ちょっとした峠を超えた先に幌加内町はあります。

今までの移住生活は完全に移住をして拠点を構えていたのですが、実家がそこまで遠くないこともあり、今回の移住生活はどちらかというと二重生活の移住に近い形でしょうか。

と、言っても一週間に一度、ご飯を食べに帰るか帰らないか程度の地元帰省ですが。

時より旭川でも個人的な仕事や用事があるので、基本的にはこの二重生活がベースの形になると思います。

そもそも幌加内町には小さなスーパーが一件ある程度。

それ以外はほぼ全ての町民が旭川かその他の町に買い物へ行っていると思います。

二拠点というスタイル

田舎への移住が加速している中、どこの自治体も移住者を受け入れるために様々な取り組みを行なっています。

そんな中で僕自身新しいスタイルの移住生活。二拠点。

向き不向き、土地柄、仕事、様々な視点はあると思いますが、二拠点生活をおすすめする自治体が今後出てきてもおかしくはないかもしれません。

移住する人にとっても、親のことや仕事のこと、それ以外のことなどで田舎暮らしはしたいけど、様々な要因で踏み切れない

そんな人も少なくはないでしょう。

そんな人にとっておすすめできるのが二重生活で、各自治体も一つのアイディアとして二重生活を押し出した地域活性に取り組む方向もありなのかもしれません。

移住はハードルが高い?

ネットやニュースを見ると多くの人が簡単に移住をして田舎でのんびり生活しているような光景が度々目に入ります。

そんな生活を見て多くの人は憧れを抱いたこともあるのではないでしょうか。

しかし実際に移住となるとそれまでのハードルが高いのも事実。

僕のように移住が当たり前となると、移住に対するハードルというものは全くなくなるのですが、移住で失敗し結局大都市に戻る人も少なくはありません。

それであればハードルを下げた“二拠点生活”を構えてみるのも新しいスタイルではないでしょうか。

二重生活のメリット

僕は基本的に大都市よりも田舎で何もないところの方が好きなので、やはり静かな土地での方がクリエィティブ(創造的)に生活することができます。

かと言って、時よりちょっとした町にも顔を出したいこともあります。

そんな性格の人には二重生活でのメリットは最高の環境なのではないでしょうか。

やはり周囲の環境や視覚から入る風景は僕にとって、影響が大きいもので住宅街で生活をするよりも常に自然環境が見える方が思考がよりクリアになります。

わかりやすいメリットを箇条書きにするとこんな感じでしょうか。

メリット

  • 自然環境の良さと時より町へ行ける
  • 余計な雑音がない環境で生活し用事があれば町へ行ける
  • 田舎ならではの横の繋がり
  • 拠点を二つ持つことで得れる創造性

田舎ならではの横のつながりは人によっては面倒だと感じる人もいるのでしょうが、移住の楽しさはそこもまた一つの魅力だと思っています。

さてデメリットに関してですが、一つあげるとするならば移動時間の消費とリスクです。

僕の場合は旭川まで車で45分。往復で90分。峠を走ることもありちょっとした危険性や、冬になるとさらに運転の危険性が増しますね。

これはデメリットとも取れることなのですが、僕自身で言うと車の運転ドライブは気分転換にもなっていますし、全てがデメリットとは感じていません。

年齢と共に運転が億劫になるということもあるかもしれませんが、今の所はまだ大丈夫です。笑

二拠点のスタンダード化

実は起きているところではすでに起きている二拠点生活のスタンダード化。

僕の地元旭川を例にとってみると中心地から車で30分も走れば、日本でも有数の人気移住地「東川町」に着きます。

水の良さと、自然環境、空港へのアクセスの良さなどが目立つ町ですが、旭川で仕事をしながら生活自体は東川町という人も少なくはありません。

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人によっては安いアパートを旭川に借りたり、空いてしまった実家をセカンドハウスにして二拠点で生活している人もいることでしょう。

これらの二拠点生活が進む要因はコロナウイルス問題も含め、加速する要因がいくつか考えられます。

進む空き家問題

空き家に関しては二拠点生活のセカンドハウスとして利用してく人も増えるのではないでしょうか。

自治体としても全くの空き家にしておくよりも誰かが出入りしている方が、何かと安全ですし老朽化も防げます。

高齢化社会で、実家が空き家になってその空き家を拠点にする人もいるでしょう。

また家族によっては二拠点にすることによって良い距離感が保てる家族も出てくるかもしれません。

自動車の自動化

自動車が自動化することによって、移動負担が減ります。

また車の中で勉強やその他のことができることにより、二拠点間の移動が新しい隙間時間になります。

自動車の自動化は中国でもかなり進んでいるように、いずれ日本での実用も行われ新たな生活スタイルが進むことでしょう。

家とキャンピングカーでの二拠点生活もスタイルの一つとしてポピュラーになるかもしれませんね。

南北拠点

意外にも多いのが、沖縄と北海道の二拠点生活をしている人が多いという事実。

現に沖縄の宮古島で生活をしているときに夏は宮古島、冬は北海道という生活スタイルをとっている家族が数組いました。

リモートワークが進む前からこのような生活スタイルをとっている家庭があるのですから、リモートワークが一般化していく今後はこのようなスタイルもさらに加速するでしょう。

まとめ

コロナの影響もあって各自治体は移住推進から、二拠点推進を進めるところも出てくるかもしれません。

地方都市の過疎問題は必ずしも移住だけで解決できることではなく、可能性として二拠点を推進することで活性化する可能性もあるのかもしれません。

さて個人的にはお勧めできる二拠点生活。

いかがでしょうか?そんな新しい生活スタイルをやってみると創造的な思考が働き、良いサイクルが生まれるかもしれませんよ。

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