バドミントンは陰キャのスポーツ?
先日たまたま僕のツイッターに流れてきたこのツイート。
バドミントンって
かっこいいスポーツ?
陰キャラがやるスポーツ?
まだまだ陰キャのイメージが強そう。
初めましての人に部活なにやってたの?に対してバドミントンと答えたらあの何とも言い難い空気変わらないかな。— 海谷慎吾 (@shingo_bad) May 17, 2020
まずは僕、この方に謝罪をしなければいけないのですが、基本誰かのツイートをリプすることもあまりなく、知り合い以外にコメントをすることもないのに、ついつい寝起きのままリプしてしまったんですよ。
その後、削除してしまったので正確には覚えていないんですが内容はこんな感じだたと思います。
そもそもなぜ気になる?
たまに耳にするこの話題。
なぜ日本の男子はこのことを気にするのか。そもそもバドミントンが陰キャのスポーツかどうかを気にするのって男子に限っただけの話のような気がします。
もっと言えば、陰キャスポーツかどうかを気にしている時点で陰キャスポーツ確定フラグのような気がします。
サッカーって陰キャスポーツかな?野球って陰キャスポーツかな?バスケットって、、、とはなってないですから。
それにそのことを気にしているのって当事者だけだと思います。
「えー、あの人バドミントンやってるんだ。なんかダサいね」とは基本誰も思ってないですよ。あったとして不都合もないですし。
なんとも言い難い空気…分かるw
あと、「バドミントンっぽくなーい!」とか言われることあったww
バドミントンのカッコ良さがもっと多くの人に伝わるように盛り上がっていくと最高だよなー!
「え!バドやってんの!?すげーな⤴️」みたいな反応がバンバンもらえるようになったら嬉しいよなーー!— MCP◎ (@MCP34356978) May 18, 2020
僕個人としては陰キャスポーツかどうかなんて全くどうでもよくて、リアルな友人たちからすると
hassy=バドミントン
は周囲のイメージから離れないイメージになっています。もう切りたくても切れないところまできているんです。
それはバドミントンを続けているからではなくて海外で代表チームのコーチをやったりブログTABIMINTONの運営をしたりと、少しながら特殊な生き方をしているから。
バドミントンがかっこいいスポーツかそうでないかはバドミントンの問題であって、その競技を行う本人が気にするのはちょっと違う。
それよりも自分自身のやっていること、生き方に誇りと自信を持っているか。
そっちの方が持つべきマインドとして健全なのではないでしょうか。
無理にカッコつける必要はない
どれだけバドミントンをかっこいいスポーツに見せようとしても、バドミントンをやっていない人からすると、特に気にもならないと思います。
例えばアーチェリーでかっこいいフォームで弓を放つ人がいたとして、アーチェリーをやっていない人からするとアーチェリーカッケー!とはならないですよね。
でもサッカーをやっていなくてもサッカー選手やバスケット選手が、超絶スーパープレーを魅せると、うっわ!カッケー!ってなるんです。
それってその競技自体に魅せれるプレーがあるかないかのそもそも論だと思います。
でも細かな凄さはその競技をやっている本人にしか分からないんです。
本当に一瞬だけ入れたフェイント、ありえないタイミングからのショット、試合中での身の振り方など。
角度を変えたスタイルの取り入れ
ごめんなさい、バドミントンに関わっているようであまり最近のバドミントン事情に詳しいわけではないので海谷さんのツイートから知ったのですが
この方が運営しているブランド。
今まであるようでなかったストリート系の色を入れたブランドはバドミントンには新しいジャンルのスタイルですし切り口の角度としてはアメリカの西海岸を感じさせるものもあり、若い世代のバドミントン選手には受けがいいのではないでしょうか。
YONEXだとバドミントンやテニスなどのブランド色が強すぎてちょっとした買い物でも着替えてしまいそうですが、こちらのブランドならそんなこともないですし。
角度の変えたスタイルの取り入れはバドミントンのスポーツイメージを変えることもあるでしょうし、他のスポーツでも着用できるデザインだと思います。
バドミントンという切り口を使って、他のスポーツに波及する可能性は少なくはないのではないでしょうか。
だってYONEXだって今ではサッカーチムのジャージロゴや、スノーボード、ついには学校ジャージにすら採用されているブランドなのですから。
バドミントンを広めたいなら別の入り口を
僕はバドミントンの普及や啓蒙活動などには関わっていませんし、全く立っている場所が違う人間です。
web上でバドミントンに関することを一つのスキルとして使っているだけで、プレーもしません。
どちらかというと外野側からバドミントンというスポーツを見ている感覚なのですが、男性がバドミントンの魅力を伝えたいと思うのなら「カッコよくみせたい」という視点を一度ずらしてみてはどうでしょうか。
こちらは鹿児島実業高校の男子体操部なのですが、体操という競技もバドミントンと多少似ているとこがあって女子の方が華があるイメージが強いと思います。
男子はウエアーもお世辞にもカッコよくもありませんし、女子のようなしなやかな動きではありません。
でも、鹿児島実業高校は男子体操の中にバラエティ要素を取り入れたことによって一躍男子体操という競技自体を世間に認知させました。
各局の番組でも取り上げられ、ゴールデンタイムで密着されるほどの高校ですし、動画の再生回数も鹿児島実業の男子体操だけ半端ないことになっています。
もちろん先生のセンスもあったのでしょうが、無理に男子体操という競技をカッコよく見せようと背伸びしなかった結果、多くの人が注目する競技になりました。
バドミントン競技にもバラエティをというわけではありません。
少し視点をずらしてバドミントンをカッコよく見せようという背伸びをするのではなくバドミントンにはバドミントンのポジションを生み出す方が、世間的認知や普及は広まりやすいのではないでしょうか。
まとめ
たまたま流れてきたツイートに対して反応してしまったことから書いたこの記事。
根底には日本のバドミントンをやっている男の子が、自分のやっている競技のことよりも自分自身のスタイルに誇りを持って欲しいこと。
僕は旅人でした。
かっこいいから旅をしていたわけでもなく、そう見られたかったわけでもありません。
自分が旅に出たかったから旅をして、その中でネパール代表のコーチやメキシコでジュニアのコーチなど、面白かったのでやっていました。
バドミントンが日本で陰キャスポーツかどうかなんて、それでもまだ気になりますか?
バドミントン日本男児よ、もっと自分に自信を持ってみてはいかがでしょうか。
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