人が出ない=綺麗な街
あなたはインドやネパール、中国などいわゆる大気汚染がひどいと言われる国への渡航や生活経験はありますか?
ネパールの首都カトマンズでは15分も外を歩けば鼻の中は砂ぼこりと排気ガスで真っ黒な色に染まります。
インドの川は、川の水が見えないほどのゴミで埋め尽くされ辺りには悪臭でひどい匂いが充満しています。
それらは想像をはるかに超越する異様な光景となっています。
そんなインドや中国で外出禁止令が場所によって発令されたのがここ最近の出来事です。
そのような国々では信じられないような出来事が起きています。
外出禁止で汚染が改善
世界でワースト1の大気汚染となっているのがインドにある町。そんなインドで外出禁止令が出ると、一気にインドの国中から車の往来がなくなります。
日本と違って舗装されていない道路も多く、砂埃が舞い日本ではすでに認められていないようなディーゼル車や、排気量の多い古い車が毎日のように渋滞しながら走っています。
しかしそれらがなくなった途端、一気に外の空気は良くなりコロナがインドの大気汚染を改善へと導きました。
国のトップたちがあの手この手を使って解決できなかった問題を、いとも簡単に変えてしまいました。
人間が自分たちの生活を向上させようと必死に働いていたことは、知らないうちに地球を汚し人間は自らで自らの首を締めていたのかもしれません。
犯罪率の低下
アメリカ国内では犯罪率が下がったことを報道しています。
人が出なくなった分、被害に遭う確率は下がりますし、理屈とすれば納得できることでもあります。
アメリカの犯罪率はとても高く、なんとかして犯罪率を下げようと手を打ってきたアメリカですが、コロナは一発で犯罪率の低下を招きました。
確かに人間を脅かす存在ではあるものの、見方を変えた視点を持つとあながち全てが間違っている訳ではないのでしょうか。
しかしその分家庭内での暴力などが増えているという反面もあります。
これは一時的なものなのか、それともこれから伸び続けるネガティブ要素なのか注視しなければいけません。
もしこのまま人が外に出ない生活になると
実は環境自体は改善するのではないかと感じます。
インドや中国も含め、中南米の国々の大気汚染も考えると、地球全体で人間が外に出ない生活を続けた結果、間違いなく環境自体は良くなる方向に進むでしょう。それもものすごいスピードで。
そんな事実を経験しながらも、僕たちは外へ出て車に乗り排気ガスを出し、買い物をしゴミを出し元の生活に戻ろうとします。
ただ、人が外に出ない生活がこれからのスタンダードにならないという保証はどこにもありません。
このままこれといった予防策なく、外に出ないのが最大の予防策となるのかもしれません。
生活は変わるのか?
引きこもりが国家としての心配とされていたにも関わらず日本では“外出自粛”(2020年4月2日)を要請しています。他国では外出禁止も出ています。これがいつまでなのか、もしくは永年続くのかは誰にもわかりません。
ただ、家の中での生活が長くなり、テレワークなども増えるにしたがってネットでの生活も増えてくることでしょう。もしかすると生活の主流がネットの世界とならないとも言い切れないのが今の現状です。
特にネットの世界では全ての流れが早い世界なので、そうなった場合の想像はつきません。一気に加速することは間違いないでしょう。
すごいものができる?
何かとその時代、その教訓を元に進化している人間は、そんな世界になったらなったで何かと適応していくのではないでしょうか。
外に出れなくなったとしたら瞬間的に移動ができる方法だったり、家にいながら手術が受けられたりと。
ただその分地球環境自体が良くなって病気が減る可能性だってある訳です。
家の外の環境はどんどん良くなっていくけど、人間は外に出るのが難しいSF世界のような世界に入るのかもしれません。
そんな時代の境目に直感力のある人や、先見の目を持っている人は想像力を使って新しい何かを生み出しているかもしれません。
地球全体が生き物だとすると
もし地球全体が生き物だと考えると、地球自体が自身の体内環境を改善するために自然治癒を行なっているのかもしれません。
現実として、人間が動かなければ動かなくなるほど環境自体は改善されているし、犯罪も減っているのですから。
人間は人間目線で全ての良し悪しを捉えますが、地球は地球全体のことを考えます。
地球自体が地球にとって今の状況が好ましいなら自然と良い方向に向かうことでしょう。
僕たちが体内に異物が入ったらそれを取り除くように、地球も同じ現象なのかもしれません。
視点の変更
今世界で起きていることをどのような視点から観察するのか。これはすごく大切なことです。
なぜなら何度も言うように、人間にとっては大変なことが起きているにも関わらず、地球の環境はどんどん良くなっているのですから。
こんな時でしか人間は地球目線で地球を考えることはないのではないでしょうか。
コロナウイルスを人間からの目線ではなく、もっと違った目線で観察する視点を持つと、人それぞれの解釈が出るかもしれません。
意識の強制変化
「あ、今までの世界システム全てが変わるな」
すでにここまで来ると気が付いている人は多いはず。気が付いていないのならまだ準備ができていないのかもしれません。
これから入る未知の時代に多くの人間の意識が強制的に変化させられていきます。
今まではなんとなく先人が作った時代をぼんやりと想像して、それらになぞった生き方でした。
しかし、ここからは誰もが初めて直面する新しい時代に入ります。それも多くの人間の意識が一気に変わる変化ですので、全ての概念が様変わりするでしょう。
強制リセットなのか強制変化なのか、誰もが想像がつかないことではないでしょうか。
まとめ
ご存知でした?コロナ騒動で地球全体がどんどん良くなって行っているという事実。
インド全体で家から人が出なくなると、1日だけでも膨大な量のゴミが外に投げられずに済んだということです。毎日彼らは外にゴミを捨てる民主ですから。
これらが世界中で長く続いた場合、しばらくしてから外の空気を吸うと、今までの空気とは全く別の味がするかもしれません。
なぜなら日本と言えども、これだけの車が走って排気ガスを放出しているのですから、僕たちは排気ガスのない世界を知らないのです。
僕たちは地球の上で生かさせてもらっている以上、地球の意思には尊重しなければいけないのではないでしょうか。